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天日に晒し続けた雑巾を搾るトヨタさんに負けないようコストカットしましょう

プレゼン つかみネタ帳063

【ネタもと】トヨタ「RRCI」で部品価格3割カット
【使用場面】無理難題をどうしても押し通そうと言う時
【言いたいこと】天下のトヨタさんでも乾ききったパサパサの雑巾を搾ってるんですから
【賞味期限】プリウスが150万円以下で買えるようになるまで

【ネタ例】
プロジェクトの骨子は以上でございます。一見、現実離れしているような提案ではありますが、天下のトヨタさんでも、10日も天日干ししたパサパサの雑巾をまだ搾るとおっしゃっているくらいですから、そりゃ、使い古しの雑巾の一枚二枚は繊維がぶちっと切れて使いものにならなくなることは覚悟の上でしょうから、私たちもそれを見習いましょうよ。ぜひ、躊躇なく果断なお取組みをお願いいたします。

いやー、それにしても自動車業界ってのは相変わらず凄いですね。私も25年くらい前まで、自動車部品にかかわる仕事をやらせてもらっていましたが、その当時も「原価低減活動」っていうのがありまして、毎年毎年、コストを引き下げられる。同じものは同じ価格で納入し続けられないんですね。継続して生産していれば生産工程の工夫も進むだろうし、4年間も大量生産を補償しているようなものだから、効率化された部分はちょっと還元してよ、ということだったんだろうと思いますが、そりゃ大変でした。大変ではありましたが、あの頃の、いろいろなプロセスに無駄はないか、と考える習慣は、今になって思うと、多くの日本企業で有形無形の財産になっていると思いますけどね。でも3割は凄い。普通、自動車部品で3割以上の利幅を乗せている部品なんてありませんから、これはちょっと言われた方々に心から同情申し上げます。

当時の話にはいろいろ教訓的なものが多くて、私もあの頃の経験が生きてるなぁ、と実感することも度々ですが、今日はあの頃の教訓のうち、ふとこんなことを思い出しました。

それは、あるプラスチック原料の営業をやってる友人と居酒屋で飲んでる時の話です。彼はトヨタさんの担当ではなかったがある自動車メーカーの担当をしていた。彼もまた例に漏れず、大幅な原価低減に直面していた。彼は塗装やメッキをする部品のプラスチック原料を納入していたようです。メーカーからの求めに応じて彼は、どーせあとで色つけたりメッキしたりするんだから、プラスチックには色なんか付けずにプラスチックの原料そのままの色で納入すると一気にコスト下がりますよ、と提案して採用された。そこまでは良かったんだそうですが、その提案にはプラスチック成型に関する様々なコストを引き下げることが付随して可能になったので、本当は単なる原材料のコストだけでなく、生産コスト全体も相当引き下げたらしいんですね、実際は。ところが、それを知らない彼は、目一杯原料価格を下げてしまった。生産工程による原価低減を織り込めば、そこまで材料原価を引き下げる必要はなかったのに。立ち回りがヘタすぎる、来年はどうするんだよ、と上司に詰められて、荒れた酒を飲んでいた、というわけです。

当時私たちはまだ20代でした。自社の製品を知るだけで手一杯。彼も私も、きたねー上司だ、そんなことで日本の経済はどうなるんだ、とか、急にテーマを日本経済全体にまで拡散してしまって、日頃の憂さ晴らしをしたもんです。だが、よく考えてみると、その上司の言わんとするところ、今なら十分に理解できる。物を生産するとは、バラバラに独立した個々が、何らの脈絡もなく別々に用意されて組み合わされるのではない、プロセス全体を共有化しているのだ、ということですね。このプロセス全体の中に本当は削除すべき無駄がゴロゴロ転がっている、ということですね。物の価値そのものではなく、価値を全く産んでいない、プロセスの罠、みたいなものですね。

先ほどの例で言うと、色をつけない材料を投入することで、生産機の回転効率を相当に上げられるらしいですね。勿論、原材料生産サイドも効率が上がる。この効率計算をはじくと、材料単価を献上して利益を放出する必要はない、ということだったようなんです。

勿論、これは30年近く前の話です。その時ですらこんなコストカットはもうとっくに採用しているところもあった。今はもっと限界に近いコストカットに挑戦しているんだろうと思います。だからこそ、ぞっとする。どこに3割の無駄が残っているんだろうかと恐ろしくなる。

ちょっと横道にそれてしまいました。しかし、このことは忘れないでいたいと思うのですが、原価を削減する原則はやはりプロセスの罠を発見することだ、と。生産物そのものの価値に手をつけると、いずれその削減余地はゼロに近づく。その時が来ると、止むにやまれず、生産者は人そのもののコストに対して手をつける。それが一番手っ取り早いですから。ところが、むしろ面倒だが解消すべきプロセスの罠はそのまま残る。したたかに残る。結局、誰も幸せを享受できぬまま、コスト至上主義、効率至上主義だけが生き残る。そうなると、もうおしまいです。誰も再生産の喜びを実感できなくなる、やーめた、となってバスから降りてしまう。

この弊害を取り除けるのは誰か?皆さんが手綱を緩めると言うことか?いいえ違います。それはプロセスが実感的に見渡せるところに権限を委譲することしかありません。

今回のプロジェクトでは冒頭申し上げた通り、相当にむちゃな提案を含んでいます。しかし、それはここで考えるからむちゃであって、現場には回答が転がっているはずです。皆さんが排除すべきプロセスの罠とは、決定意思を自らに集中しなければ判断が誤るだろうと思っている、まさにそのこと自体です。この罠から、まずは解放されましょう。。
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